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ノマドの構成員の魔族。
魔界では同種族の者たちと群れで暮らしていたが、おっとりした彼女は
あるとき群れからはぐれ、一人彷徨ううちに人間界へとやってきてしまった。
そして見ず知らずの土地で、一人怯えてうずくまっているところをノマドに拾われる。
同種族の者たちとは離れ離れになってしまったが、今はノマドという大きな群れ(組織)に
所属できて彼女は安心している。睡眠に関する魔術に長けており、専用の杖を使った魔術で
相手を眠らせるだけでなく、その睡眠の深さや時間も自在に操ることができる。ノマドの仕事以外にも
自身の魔術を生かして、安眠を提供する安眠屋を地下都市ヨミハラで開いており、
様々な事情で安眠できなくなってしまった闇の町の住人たちの間で密かな人気となっている。
小心者ながらもノマドの一員として活動するうちに、仲間のためならと勇気を振り絞れるように
なってきたが、まだ一人になるとどうしようもなく不安になり逃げ出してしまう自分の性格を
変えたいと思った彼女は、不安な心を奮い立たせるために立身成就のご利益があるという神社に通い、
毎日のように祈りと報告を捧げていた彼女は、年の暮れのある日、アルバイトの巫女に大きく欠員が出て
困っているという話を耳にし、勇気を出してお手伝いさせて下さいと申し出たのだった。